それでも人生にイエスと言う
山田 邦男,松田 美佳
アウシュビッツのユダヤ人強制収容所から生還、現在、精神医学・心理学で教鞭をとる著者。
全身の毛を剃られ、消毒液の風呂に浸かり、毒ガス室への列に並ぶ。。。

本当にこの世の地獄を体験した人です。
それでも、
「どんなときでも起こった事にどう反応するか、
それを決める自由はいつもあなたにある」
と。
いつ自分の名が呼ばれ、毒ガス室に送られるかも知れない状況でこの言葉。
心の自由までは誰にも奪えないんだと。
言葉も出なかったです。
リストラ
雇用調整
年金不安
借金
格差拡大　　　etc,,,
いろいろみなさん辛いことはあるでしょう。
でもね
全身の毛を剃られ、消毒液の風呂に浸かり、毒ガス室への列に並ぶ。。。

ことと比べてください。
そんなもの悩みのうちにも入らない事に気付きます。
著者は言います
「当時の私たちは、人間らしい悩みを持つことをどれほど切望していたか」
と。
悩みを持つことができる事が幸せ
この境地に達したら怖いもんないです。
最強です。
人生に行き詰っている人、ぜひ一読を勧めます。