プロの気遣い

「プロフェッショナル」とは何か?
私も法律のプロである以上、これについてずっと考えてきた。
ある人は“技能”という。
ある人は“それを職業としている人”という。
どれも正解だが何か足りない気がしていた。
この答えを辻調理師専門学校の校長、辻芳樹さんが見事に説明してくれていた。
彼いわく、プロフェッショナルの語源はラテン語で「前もって宣言する」という意味だそうだ。
これには相手への配慮が存在する。
つまりサービス精神だ。
「自分の料理の良さがなぜ分からないんだ?!と価値観を押し付けるのは『アーティスト』であって『プロ』ではない」と。
うーん、と唸ってしまった。
全くその通りだ。
スポーツ選手でも役者でも一定のルールに沿いながら相手や観客など周囲に自分の魅力を分かりやすく伝えることができる人、それがプロなのだと。
いくら技術が凄くても気遣いのできない人は孤立し、独りよがりになっていく。
そういう点で、日本で「これぞ、プロ!!」といえる人は誰だろう?と考えると、、、、
日本ハムの新庄だ。
彼の思想・言動はまさしく「プロ中のプロ」といえるだろう。
大事なものを教わった気がします。