ライブハウスはミュージシャンを育てない

去年から、音楽活動を再開したので若手ミュージシャンと交流する機会が増えました。
自分の歳も感じるのですが20代の人たちに囲まれていると刺激も受けます。
趣味の世界は世代間の断絶がないのがいい。
「好き」なことが一緒ならずっといっしょにいられるのです。
あるギタリスト君がこんな話を聞かせてくれました。
「ライブやるほど金が出ていく」と。
そのからくりは「ライブハウスは客から金をとるのでなく、出演者から取っているから」。
日本のライブハウスは要するにレンタルホールなんです。
ライブやったことある人なら皆経験してますが、チケットノルマというものがあるのです。
規定枚数売らなければ自腹で買い取らねばならない制度です。
私も今まで、このシステムが当たり前でそういうもんだと思ってました。
しかし、、、アメリカと比較すると日本の異常性が浮かんできます。
アメリカはミュージシャンに出演料を支払いこそすれ、彼らから金をとることはありません。
集客はライブハウスの仕事。
演奏するのがミュージシャンの仕事。
ライブやるほど金が儲かるからプロになれる。
これが正道。
しかし日本は逆なんです。
これじゃミュージシャンは育ちませんね…。

http://ugayaclipping.blog.so-net.ne.jp/2009-07-23-10?__from=mixi