世間の常識、法律家の常識

事務所のビル1階に入ってる保険屋さん。

ここの社長とお話したのですが、ちょっとおどろく話を聞きました。
最近、連れ子のいる相手との結婚が増えているのだが、連れ子との養子縁組をしていない人がとても多いのだそうです。
このままだと、自分が亡くなった時、その子は相続人になれません。
なぜなら、法的に親子関係が発生していないからです。
「養子縁組しなければ親子になれない」ことを知らないというのです。
「家族になったら自動的に子供になる」と思っているらしいのです。
これには衝撃を受けました。
「血のつながりのない子供と親子になるのだから、結婚するだけではダメに決まってるだろう。」
これが私の感覚。
こんなことは常識で、当然みんな知ってるだろうと思っていたんですね。
当たり前すぎて説明の必要もないでしょう、という感覚です。
しかし、世間は違うというのです。。。
社長いわく「そんなん、知らない人の方が多いですよ先生」と。
これは本当にショックでした。
それで、今、相続の小冊子を作成中なんですが、急きょこの内容を追加する事になりました。
タイトルは「忘れてませんか?養子縁組」。
今のうちに気付いてよかった~、って感じです。