合掌

なにわの司法書士早山俊介の事件ファイル
庵谷 恭三
民事法研究会
(2010-03)
コメント:恩師の遺作です。

また訃報が飛び込んできました。

私がこの世界でただ一人、「心の師」と慕っていた大阪司法書士会の庵谷(おおたに)恭三先生が急逝されました。
30年も前から本人訴訟のプロだった先生でした。
弁護士10人が断った難解な事件も平気で受任するツワモノぶりは大阪で有名で、
「難解な事件は庵谷先生へ」
いつしかそんな評判が立っていました。
私が先生から教わったことで一番大事にしていることが、「分かりやすい文章を書く」ということです。
立派な文章でも分かりにくいのはダメなんです。
これを常に心においています。
アガサクリスティの推理小説が大好きだった先生。
本当は小説家になりたかった先生。
柔道の達人だった先生。
照れ屋だった先生。
いろんなあなたが瞼に浮かんで泣けてきます。
先生、本当にありがとうございました!
これは師の最後の著書です。
これを紹介して今日のブログは終わりにしたいと思います。
合掌。