尾木ママインタビュー

 

月報 司法書士8月号 
今月のインタビューはこの人、尾木ママこと尾木直樹氏(法政大学教授)。
中高22年間の教員生活で得た教育感は独特で、最近メディアにひっぱりだこです。
テーマは「貧困の連鎖」
尾木先生は日本は教育費の負担率が高すぎると指摘されています。
例えば大学の学費の私費負担率は日本は7割だそうで、世界平均は3割。
つまり海外では国が面倒みてるんです。
日本は教育は金で買えという考えで、教育が国を支えるライフラインとなるのだ、という意識が全くないのだそうです。
驚いたのは高校入試があるのは、もう日本と中国だけという事実。(知らなかった)
他は義務教育で国の負担なんです。
韓国は小学校の入試は禁止、夜の10時以降の塾経営も禁止されています。
お金持ちだけが勉強できる社会になるからです。
国が人を教育するのだ、という観点。
これが全く欠けているのが顕著なのが、国際人権規約の批准。
国際人権規約を批准している国は160カ国。
そこには大学の無償化が明記されているのですが、留保しているのが日本とマダガスカルだけなのだそうです。
たった2カ国ですよ。
日本は完全に孤立し置き去りなのだそうです。
・・・驚きの記事でした。
そして、尾木ママは本当に知識豊富なお方でした。