愛情は人をつぶす

借金を抱えた人が、心配した家族に連れてこられるケースがよくあります。
本人よりも家族が心配しているんです。
聞けば、今まで何度も本人の「尻拭い」をしている。
このようなケースで、立ち直った人はいません。
「迷惑かけたことを反省して、改心する人もいるのでは?」
そう、思うでしょう。
残念ながら、例外は見たことがありません。
自分が痛い思いをしていないから、借金グセが抜けないのです。
また、助けてもらえると思っている。
今日は、声を大にして言いたい。
あなたの身近に「借金体質」の人がいますか?
どんなに心配でも『絶対に援助しないでください。』
あなたが援助した金銭は、その人の破滅を遅らせることにしかなりません。
本人が痛い思いをし、頭を打たない限り、「借金体質」は
絶対に、絶対に、絶対に、治りません。

それが家族であればこそ、突き放すことも「愛」。
この下に「情」がついて「愛情」になるから、ドロドロするのです。
「愛」と「愛情」は違います。
大事な人にこそ「愛」で接してください。