明日の記憶

アカデミー賞の話をしたので、やはり「日本アカデミー賞」の方も書かないといけませんね。
最優秀主演男優賞は、渡辺謙。
主演作品は「明日の記憶」。
若年性アルツハイマーにかかった、管理職のサラリーマンの話です。
会議をすっぽかしてしまう、部下の名前が出てこない、いつもの通勤途中で道に迷う、などの症状がでてきた主人公が、、、
というストーリなんです。
徐々に痴呆が進行する現実を受けとめ切れない普通の男。
彼の悲しさ・辛さ・切なさが胸に迫り、「そりゃ、そうだよ。こうなるよな。」と、涙でボロボロになってしまいました。
渡辺謙の演技は「凄い」としか言いようが無いです。
彼の受賞スピーチがまた泣かせました。
過去、白血病になり病に伏した彼は、テレビの「日本アカデミー賞授賞式」を見ながら「病を克服し、いつか必ずあそこへ帰る。そしてアカデミー賞を受賞するんだ。」と決意したんだそうです。
その当時から、自分がアカデミー賞を受賞しているシーンを思い浮かべながら、イメージトレーニングを続けていたそうです。
そして、その夢が叶い
「この日をずっと待っていた」
と。
もう会場は皆、泣いてましたね。
皆さんも機会あれば、ぜひご覧になってください。