東京日記

7/19(土)~7/20(日)は東京で研修でした。
二日間ホテルに缶詰状態なんで、前日入りしてちょっとぶらぶら。
いつものように世田谷のハンドメイド楽器工房「Art Tech」へ。
杉浦氏は相変わらずお元気そうでなによりでした。

ふと見ると、えらい年季はいったギターが2本。

メーカーも不明。
「これ、えらい古いギターですね。」
と聞くと、
『ああ、これ、宇崎竜童さんの。メンテナンス中なの。』と。。。
m(__)m
有名人の楽器が普通に置いてある。
ここでは当たり前の光景だが、これを見る度、氏が超一流の職人なのだと思い知らされる。
他に来日した外人ミュージシャンも、ツアー前のメンテナンスに訪れる。

私は現在、新たに5弦ベースをオーダー中。
左から3つ目のネックが私のベースにセットされるネック。
氏は注文を受けたら良質の木部素材が入るまでじっと待つ。
入手できたら切断、加工、反りを見て調整、自然乾燥etc…
数ヶ月をかけ、素材が安定してようやく製作にとりかかるそうです。
だから、3月に発注してもまだまだ。(^_^.)
客の都合は2の次。(すんません^^;)
ここでは客が氏の「職人魂」に合わせなければならない。
そして客もそれを楽しみ、出来上がりを心待ちにしている。
店と客との理想の関係じゃないでしょうか。