破産件数は減っているけど、、、

最高裁判所のデータでは2003年をピークに破産件数は減少しています。
(といっても、20万件と高推移ですが、、)
世間では「景気が良くなったから」といってますが、専門家の私から見れば実態は違います。
これは「個人再生」や「任意整理」あるいは「特定調停」など、破産以外の債務整理の『メニュー』が増えたためです。
破産せずとも他の方法を取ることで解決する人が増えているからです。
ですから「借金を整理した人」という統計を取らなければ実際の数字は分かりません。
『破産減少→景気回復』?
そんな単純な図式ではありません。
まだまだ、多重債務に苦しんでいる人はたくさんおられます。
早く「再起への一歩」を踏み出して欲しいものです。