脳科学者の脳が壊れた

奇跡の脳: 脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)
ジル・ボルト テイラー
新潮社
(2012-03-28)

左脳を失った脳科学者の、再生までの話です。

これは単なる科学本ではありません。
人生観や人間観まで変える力を持っています。
モノを認識するとはどういうことなのか
怒りや悲しみの感情はどこから湧くのか
時間の概念がなくなるとどうなる?
過去の自分を忘れるということ  etc,,,
脳に障害のある人は何万人もいるでしょう
脳科学者も何万人もいるでしょう
しかしその両方に該当し、かつ回復までを自分の「内側」から観察できた人はこの人だけでしょう。
だから、人類で人間の脳に一番詳しい人と言っていい。
そんな人が書いた本です。
今年一番の衝撃本でした。
大げさでなく、これを読んだ後の人生と読まなかった後の人生は違うものになるはずです。
著者テイラーさんの講演です。
パート2