阪急電車

ある弁護士から「飛行機の中で観ましたが、あれは良かったですよ。」

とおススメされましたので、観てみました。
映画「阪急電車~片道15分の奇跡~」

これは阪急電車今津線の往路・復路で構成される物語。
私はこの今津線には1度か2度しか乗ったことがありませんが、なんというか、とても牧歌的な庶民の足といった路線です。
全員主役で全員脇役という、ちょっと変わった映画です。
光っていたのは宮本信子さん。
「マルサの女」の査察官もすっかり円熟して、品のいいおばあちゃん役がぴったり似合う女優さんになられていました。
孫の役が芦田愛菜ちゃん。
電車の中で泣く孫に向かって、おばあちゃんはこう言います。
「悲しいときには泣いてもいいの。でも、自分の力で涙を止められる女になりなさい。」
と。
さすが、おばあちゃん。
お母さんには言えないセリフですね。