NOVA弁護団脱退のお知らせ

相変わらず、NOVAの授業料返還についての問い合わせが多いので、この場を借りてお伝えしておきます。
電話インタビューに応じた朝日、フジTVの方々にもお伝えします。
私は「京滋NOVA弁護団」を脱退しました。
今年4月に立ち上げられたこの弁護団。
最初は私も活動に参加、相談にのっていました。
しかし、ほどなく新聞・ニュースで「社員までもが受講生にさせられている」実態を知り、
『もうこの会社は危ない。今年いっぱいもたない。』
と直感が働いたのです。
その後の「家賃滞納」ニュースでこの直感は“確信”に変わりました。
全国に数百も教室をもっている学校が、たかが数十万円の家賃を払えないなんて。。。
もう説明も要らない。
この学校にはお金が無いんです。
私は、この頃から相談にのる度
「気持ちは分かります。NOVAの契約は不当。でも、実際に授業料が返ってくるかは別の話。私、個人的にはもう無理だと思う。裁判しても費用が無駄に終わる可能性が高い。」
との、説明を始めていました。
しかし、弁護団は盛り上がっている。
私の意見は「水を差す」ようだと、発言を控えるようになりました。
徐々に活動からも遠ざかる様になって行きました。
弁護団のメンバーにも個人的には「もう、無理ですって。金なんか返ってくるわけ無い。救済できる見込みもないのに、活動を続けていくのはむなしくて。。。」と、ぐちをこぼしていたのです。
とうとう、むなしさに耐え切れず、先月脱退しました。
直後「経営破たん」のニュース。
『はせやん、あんたの言うてた通りやったわ。
俺ら、もうちょっと、あの学校お金ある思うてた。
スッカラカンやんか。。。
なんぼなんでも、あんな大きな学校がなぁ、、と思ってたところある。。。
あんた、夏から言うてたもんな、、、絶対潰れるって。。』

直後に、ある司法書士から言われました。
これね、法律家のカンとかじゃないんです。
「動物的嗅覚」みたいなもの。
私は法律家のくせに、今までの人生この「嗅覚」に助けられて生きてきた気がします。
「おかしいぞ、こいつ。。。」
「なんかイチモツあるな、この人。。。」
「本心ではないな、、、この言葉。。。」

と、カンが働いた場面は、大体その通りだった。
(私の一番の武器は実はこれかもしれない、と最近思っているのです。)