3つの偽装

今日は最近良く新聞・ニュースで聞くことが多くなった3つの「偽装」について説明します。
1.偽装請負
実態は労働者派遣なのに、業務請負を装っているもの。
04年まで、工場の生産ラインへの人材派遣が禁止されていました。
それで人件費節約のため、全国の工場で『当然』のように行われていたんです。
管理責任があいまいとなり、労災事故へつながりやすい違法行為です。
2.偽装雇用
実態は完全な雇用。
なのに、契約は「業務委託契約」にして仕事をさせること。
この契約だと、アルバイト君でも「個人事業主」となってしまいます。
労働基準法・労災保険法などの労働法が一切適用されず、解雇規制も失業保険もつきません。
時間外手当もつきません。
「すき家」を展開するゼンショーでこれが発覚、問題になっています。
私もこの話聞いて腹が立ち「これからは“すき家”では食べない!」と決心しました。m(__)m
3.偽装管理職
実態は「サラリーマン」なのに、“店長”という肩書きを与えると共に「あんたは、これで管理職だから残業代はつきません」という手法。
マクドナルド、洋服のコナカで裁判となりました。
労働基準法上の「管理監督者」にあたるかどうかが争われたのですが、2つとも「名称だけで実態が伴わない」と過去の残業代を支払うよう判決が出され、協定が成立しました。
全て「人を安くこき使う」ための方便。
偽装されてるのは食品だけじゃない。
中国を責める資格が今の日本にあるのかい?
私、高校時代、マクドでバイトしてたんです、、^_^;
思い出の場なのに、残念です。