JRでの出来事

以下は最近JRで起きた事件です。
みなさんにも知ってもらいたく、事実を伝えます。

 27日正午過ぎ、高橋さん(女性)という方がJR新橋駅で電車に乗りました。

ドアが閉まった直後、背中から「うっ」との呻き声が聞こえ、誰かが床に倒れ込みました。

振り返ると50代ぐらいの中年男性が顔から床に倒れていました。
周りの乗客が事態を理解する前に中年男性は体を固く縮めて失禁を始め、顔が真っ青になって行きました。

「電車を止めろ!」
事態の重大さに気付いた乗客が声をあげ、誰かが緊急停止ボタンを押し、電車が止まりました。
しかし、そこは浜松町駅に向かう途中の線路上。

『どうかしましたか?』
誰かが緊急通話ボタンを押したところ、女性の声で聞いてきました。
「病気で倒れた人がいる!」答えると『次の駅で救出するので電車を発車させます』と回答がありました。
電車のアナウンスでも同様の説明が放送され、電車は再び浜松町に向かい始めました。

この間、何人かの男性乗客が交代で倒れた方に心臓マッサージをしました
「止めるな!」との声の中、心臓マッサージは続けられました。
その中で「電車を止めるべきではなかったんじゃないですか?」とのおばさん
のご指摘もありました。

電車が浜松町に着き、彼女も他の乗客と一緒にホームに飛び出しましたが、駅員の姿はありません。
焦った乗客がホームの向こうに走りながら「駅員さん!駅員さん!」と叫び、彼女も急いでホームの緊急ボタンを押しました。

すると、やっと一人の若い駅員が走ってきましたが手ぶらでした。
それを見た彼女は「まだ誰も救急車を呼んでいないのでは?」との不安が頭をよぎり、自ら救急車を呼びました。

その間、JRの担架とAEDも到着し、熱心な乗客が心臓マッサージを続けていました。
電話して10数分後、救急車が現場に到着、病人を運んで行きました。

高橋さんの携帯にはその後、救急センター、駅の救急隊、警察から数回電話がかかってきて現場の様子を聞かれました。
そして最後、「その方が亡くなりました」と。

高橋さんは新橋駅で即時に停止ボタンを押していれば、もっと早く救急車を呼んでいれば、と今も悔やんでいます。


・・・みなさんどう思われますか?この話。

緊急停車ボタンが押され、救急を要する乗客が居ることは車掌もJR緊急センターも知っているはず。
何より「次の駅で救出します」と言ってくれたのですから、周りの乗客はそれを信じて安心したはずです。

しかし、浜松町駅のホームには駅員がだれも居なかったのです!

乗客が探し警報を鳴らしてやっと一人の駅員が手ぶらで来たのです。
(よく、乗客からぶん殴られなかったですね)
車掌やセンターとやり取りしたのは何だったのか?
「次の駅で救出する」と言った後に何をしたのか?
誰も救急車を呼んでいなかったのです。

福知山線の脱線事故であの会社は何を学んだのか?

1人でも多くの人にこの事件を知ってもらいたいと思います。