あれから12年
平成7年1月17日。
あの日、京都の自宅にいた私でさえ「家がつぶれる!」との恐怖におののいた。
寝ていた布団は「床をふく雑巾」みたいに円を描くように揺さぶられた。
当時、私は司法書士試験の受験生でした。
忘れもしない。
その日は大阪の天満で答案練習会があった日。
電気もつかず、電車も通らず、会場にいけなかった。
もちろん試験などできるはずもなかったろう。
自宅のTVで変わり果てた神戸の町を家族で呆然と眺めていた。
「法律家になって、自分なりに人を助けたい」そう思いました。
その年、5回目のチャレンジで私は司法書士試験に合格した。
あれから12年。
少しは人の役にたってるかな?
1月17日がくると毎年思い出します。
あの日のこと、そして自分の原点を。