女泣きに男泣き
オリンピックが終わりました。
私的MVPは、なんといっても女子レスリング48キロ級金メダルの小原日登美選手でした。
一度は引退し、指導者になった彼女。
51キロ級で世界戦を8度も優勝しているのに五輪に51キロ級はない。
48キロ級には妹がいるし、55キロ級には無敵の吉田沙保里がいる。
五輪出場すらかなわず2008年に引退。
ところが、妹の引退を機に現役復帰、妹のいた48キロ級で再起します。
年齢も年齢なので人生最初で最後の勝負に出るのですね。
あの年齢で、下の階級に移るのはばくちです。
減量もきつくなり、体力も落ち、疲労もなかなか回復しません。
しかし世界選手権で優勝、日本代表となり、悲願の金メダル獲得。
優勝した瞬間、顔をおおって号泣。
あの涙にどれほどの自己犠牲があったのだろうと思います。
勝負の神様はこういう人にほほ笑むのだなと思いました。
気合いと根性をもらいました。