将軍も最期か?2

つづき。
Aさん、昼飯の弁当食べてる私に話しかけてくる。
「兄ちゃん、おまえ歳なんぼや?」
『24です』
「そうか、、、お前の歳の頃、ワシは毎日、支那(中国)で人殺しまくっとったなぁ~。。。」
『、、、、、、、そ、、そうなんすか。。』
(弁当食ってるときに、なんちゅう話するねん。。(>_<)) 「あいつの部屋に踏み込んだときのこと、今でも覚えてるねん。
金日成(金正日の父)の。」

『ええ?!金日成を殺りにいったんですか?!』

「おう。おれが踏み込んだ瞬間、あいつ間一髪で逃げやがってなぁ。
部屋から逃げるとこやってん。あいつの後姿なぁ、、、あいつ、首の後ろにこんなでっかい、10円玉くらいのホクロがあんねん。。。今でもよう覚えてるわ。。。」

『。。。。。。。。。。』
「あと2秒な、、、部屋に入るの早かったらな、、、俺は確実にあいつの首を獲ってたんや。。。」
もう体験者しか語れない真実。
私は食べるのも忘れて聞き入ってしまっていた。
「ぎりぎりな、、、刀が届かんかったんや。。」
ということは、、、
このおっちゃんが金日成を殺ってたら、金正日はこの世に生まれていない。
拉致も核問題も起こらなかったのかもしれないのだ。
大韓航空爆破も無かったかもしれない。
2秒。
Aさんがあと2秒早く部屋に踏み込んでいたら、、、歴史は全く変わっていたわけだ。
たった2秒で全く違う世の中に。。。
運命の皮肉というのか、イタズラというのか。。。
「金正日も最期か?」の報道に、16年前のエピソードを思い出した私です。