借金は借金を隠す.2

続き。。。
さて、彼のこの買い物。
「3300万円の家をローンで買った」と誰でも思います。
しかし、その内容は「家3000万円+オプション300万円」なんです。
もし、家本体だけ買ったとしましょう。
300万円といえば高級車1台分の金額。
これから30年も住宅ローン(3000万円)を返していかなくてはならない。
そんな大変なときに300万円の高級車も同時にローンで買う人はいません。
「新車はしばらくガマン」
これが普通の人の感覚でしょう。
しかし、オプションを「家の付属品だ」と思うと、あたかも家本体にオプションが“吸収”されたように錯覚を起こしてしまうのです。
そして業者の口車に乗ってしまい、安易に「本体+オプション価格」で借金を背負ってしまうのです。
おわかりですね。
「借金は借金を隠す」のです。
しかし「隠された」だけ。
『しっかり』と存在しているのです。