「年収6割でも週休4日」という生き方
ビル トッテン
“世捨て人”のじいさんの書いた本かと思ったら大間違いでした。
著者は日本に帰化したアメリカ人で現役の社長。
「全ての市場がいままでの６割になる」
との意見をお持ちで、これには私も同感。
「だから週３日働くだけで成り立つ『少エネ』生活をしましょう」
と主張をされていて社員に家庭菜園をすすめ、奨励金まで出しています。
しかし、この本のすごさはそこではありません。
彼は世界が狂乱するマネーゲームを一刀両断。
「こんなものはカジノビジネスだ」と喝破し、“人災不況”と断言。
「この狂ったマネーゲーム（具体的には為替）に課税すれば日本の借金７００兆円は６年で返済できる」
と具体的プランを提示しているのです。
こんなやり方示した人は初めでしょう。
これから政治家を志す若者はぜひ読んで欲しい。
そして、現役の政治家はぜひ彼に会いに行って話を聞くべき。
この人の経済に対する造詣の深さには驚嘆です。
いや、ただもんじゃないですよ。
私の本棚の“大事な本コーナー”（通称「長谷川文庫」）がまた１冊増えました。
この本、もっともっと売れてほしいです。。。