池島さんの終活2

池島さんは87歳になる母Aさんの一人息子。

Aさんの相続時には自分一人が相続人になるわけで、相続税の心配をされていました。

相続人一人だと基礎控除は3600万円しかなく、多大な相続税が課税されることが予想されます。

これを避けるには次世代へ資産を移転しなければなりません。

そこで活用したのが生命保険です。

じつはこの生命保険、昔と違って今では資産の承継と節税が一度にできる、とても使い勝手のよい手法となっているのです。

そこで

①Aさんから、池島さんの妻や孫への贈与

②贈与を受けた人がそのお金を原資として生命保険に加入

するプランを設計しました。

基本、贈与は贈与契約書が必要なのですが、中には贈与契約書を作らずとも生命保険会社にまとまった金銭を預ければ、生保が代わりに贈与してくれるという便利な商品があります。

今回、これを使いました。

これで5年で1500万円資産を次世代に移転することができ、Aさんの相続税を大幅に減額することができました。

贈与を受ける孫の方もそのお金を保険に振り舞えることにより、銀行に預けておくよりも高利率な運用益が加算されたものを将来受け取ることができます。

これでAさん、池島さん、お孫さん全員の利益になる終活ができたのです。