相続したら崖だった.2(京都大阪遺言・相続相談サイト)

(続き)

業者の出した600万円はぎりぎりここまでしか出せないという金額でした。
税理士の評価は4000万円ですから、実勢価格と3400万円も開いてしまいました。

あんまりな話です。

税理士に確認したら、書面で現地報告を受けたのみで地図上の情報をもとに評価したとのことでした。
平面の地図では崖地であることはわからないので、何の評価減も行っていないのです。
再評価をお願いしたら「税務調査が来たらどうするんだ?」と反論します。
この税理士は誰の立場で仕事をしているのでしょう?
依頼者は誰なのか分かっていないようで、話になりません。

結局、不動産鑑定士に評価を依頼したら、鑑定結果は1000万円。
実勢価格まで引き下げる事はできませんでしたが、当初の4000万円から3000万円も見直すことが出来ました。
これを基に更正請求したら1200万円の相続税が戻ってきます。

・・・申告のぎりぎりにあわてて評価をしたらこんなことが起きるんです。
事前準備がいかに大事かというお話でした。