なぜクビにしない?

久間防衛相の「原爆投下はしょうがなかった」発言をめぐり議会が紛糾したが、結局本人の退職で決着がついた形になった。
しかし。
この発言は「大臣」がしたから許されなかった類のものじゃない。
誰がしても(私がしても、あなたがしても)許されない発言なのだ。
なぜなら、原爆投下は『絶対悪』だから。
アメリカは「あれで戦争が終わった。」などと詭弁を弄しているが、被害者の日本人が同調してどうする。
(ならばなぜ、2コも落とす必要があったんだ)
例えばポーランドの大臣が
「ホロコーストはしょうがなかった。」
と言ったらどうなる?
欧州諸国は絶対にその発言を許さない。
暴徒によって本人の自宅は放火され、もちろんクビ。(あたりまえ)
任命した首相にも「辞めろ」コールが鳴り止まないだろう。
それが正常な「国際感覚」というものだ。
こんな発言をした大臣をクビにしなかった、安倍。
彼の『鈍感力』には、呆れるばかりだ。
「君のような人間が内閣にいてもらっては困る。」
とクビにするのが当然じゃないか?
野党は安倍の「クビにしなかった責任」をなぜ追求しない!?
「本人が辞めたから終わり」じゃないよ、この問題は。