stay hungry

ウォルター・アイザックソン
講談社
(2011-10-25)

「彼の死亡ニュースを世界の人は彼が作った機械で知った。」byオバマ大統領
これほど端的に彼の業績を語る言葉もないでしょう。
しかし、私のようなITオンチはアップルよりずっと、Windowsに感謝しています。
いまどきOfficeのワードやエクセルの世話になっていない人などいないでしょう。
その汎用性でビルゲイツはパソコンを家電に変えました。
ところがMACはそのずっと前からあったにも関わらず、閉鎖性、互換性のなさゆえ一部のプロの道具にすぎませんでした。
I‐TUNEをWINDOWSで動かそうとすると、どうも上手くいかない経験ないですか?
I‐TUNEは、やはりMACでないと同期しづらいんです。

Windowsが全てのPCで動くことを目指したのと反対ですね。

スティーブは『自分のソフトは自分のハードで動かさないと、ユーザーに一貫性のある体験を提供できない。』という信条がありました。
だから彼はエンジニアというより芸術家だったように思います。
芸術家は他を排して統一された世界観を目指します。
なぜ、そんな思考になったのか?
本書で生い立ちを知れば分かります。
経営者の自伝としては10年に一度の名作でしょう。
途方もない時間と綿密な取材により作られています。
ファンもアンチも一読の価値ありです。
伝説の演説「ハングリーであれ」と学生に語りかけています。